1974-07-11 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第44号
この原因は、一つには需要の抑制、その影響、それからまた輸入の影響、両者がからみ合ってこういった低迷する糸価になってございまして、したがいまして、春繭につきましては、養蚕農家に対しましては、基準糸価一万円に見合うものといたしまして、繭にいたしますと千四百三十何円でございましたか、その保障をいたしましたわけでございますが、このままでは夏秋蚕につきましてはその保障もできがたいということで、目下非常に難航する
この原因は、一つには需要の抑制、その影響、それからまた輸入の影響、両者がからみ合ってこういった低迷する糸価になってございまして、したがいまして、春繭につきましては、養蚕農家に対しましては、基準糸価一万円に見合うものといたしまして、繭にいたしますと千四百三十何円でございましたか、その保障をいたしましたわけでございますが、このままでは夏秋蚕につきましてはその保障もできがたいということで、目下非常に難航する
その時期が、ちょうど夏秋蚕ごろかなんかにどんと出たら大暴落じゃないかと思うのですよ。いまでさえ落ちよう落ちようとしているのを、無理やりいろいろなことをやってかろうじて一万円にささえているわけですね。これがそんなにかかえ込んだものが持ち切れなくなってぼかんと出ますと、ことしはたいへんなことになるのじゃないかと思うのです。 私は何といっても日本では米と絹だと思うのですよ。
まず、最近における養蚕経営、被害の発生態様の変化等にかんがみまして、掛け金負担の適正化及び共済金の早期支払いに資するため、共済目的の種類を、現行の春蚕繭及び夏秋蚕繭の二種類から春蚕繭、初秋蚕繭及び晩秋蚕繭の三種類にすることとし、また、これらの変化をより一そう早期に料率に反映させるため、従来五年ごとに行なっていた共済掛金率の改訂を三年ごとに行なうことといたしております。
二つの蚕期に分けたわけでございますが、今回これをさらに、その後の営農実態を見まして、特に夏秋蚕についてのいま申しましたと同じ意味での早期支払いの需要ということを考えて、これを三つに分けたということでございまして、ある同じ作期のものを、反別で見るか農家で見るかということとは、必ずしも一緒でなくてもよろしいのじゃないかというように思っているわけでございます。
まず、最近における養蚕経営、被害の発生態様の変化等にかんがみまして、掛け金負担の適正化及び共済金の早期支払いに資するため、共済目的の種類を、現行の春蚕繭及び夏秋蚕繭の二種類から春蚕繭、初秋蚕繭及び晩秋蚕繭の三種類にすることとし、また、これらの変化をより一そう早期に料率に反映させるため、従来五年ごとに行なっていた共済掛け金率の改訂を三年ごとに行なうことといたしております。
そのためには、こういう災害に際しますると、何といたしましも、この次におとずれてくる夏秋蚕等の生産をうんと上げていくというような前向きの施策を考えなければならぬ。そのためには、申し上げまするような基本となる桑の葉の育成についての対策も考えなければなりませんけれども、同時にまた技術的な指導について周密徹底をするということが大切な私は要諦であろうと思うのです。
融資と共済金の仮渡しの問題でございますが、まず共済金の関係で申し上げますと、米麦及び夏秋蚕繭に関する共済金あるいは保険金の仮渡しの実施につきましては、九月二十日付で農林経済局長名をもちまして通達をいたしまして、十一月中に仮渡しができるよう、指導をいたしておるのでございまして、すでに福岡、長崎、熊本、大分等におきましては、仮渡しの実施を見ておるのでございまして、その他の県におきましても、大体早ければ今月
米麦及び夏秋蚕繭に関する共済金あるいは保険金の仮渡しの実施につきましては、九月二十日付で経済局長名をもって通達をいたしまして、十一月中に仮渡しができるよう指導通達をいたしたのでございます。
まず、資金関係につきまして申し上げますと、米麦及び夏秋蚕繭に対する共済金または保険金の仮渡しの実施について指導通達を出しまして、十一月中に仮渡しのできるよう努力いたしております。 天災融資法の発動までの間のつなぎ資金の貸し付け及び既貸し付け金の償還猶予等の条件の緩和について関係各金融機関に対し依頼通達を出しました。
次に、すでに講じました施策、対策について申し上げますと、米麦及び夏秋蚕繭に関する共済金または保険金の仮渡しの実施について、関係県を通じて、指導をいたしております。 次に干ばつによる米の品質の低下に備えまして、重ねて羽越災害の際に告示いたしました等外米及び規格外米の政府買い入れの措置を行なうことといたしております。
桑は、蚕があと一日か二日で上蔟しようという大切な時期でありましたために、群馬県から緊急に輸送して急場をしのいだのでありますが、夏秋蚕の掃き立ての見込みが立たないという実情であります。
春繭については毎年かなり限度まで養蚕が行なわれておりますが、今後夏秋蚕におきましてはまだ伸びる余地があるかと思われますので、さらに増加を期待されるものと考えるわけでありまして、統計調査部の第一次予想収繭量によりますると、年間といたしましては昨年に比べまして八%の増産が見込まれておる、こういうような状況でございます。
○角屋委員 私は一二〇、一三〇という問題を言うのは、御承知のたとえば農災の場合でいえば、水稲一一八、陸稲一〇四、麦一一四、春蚕が一一九、夏秋蚕が一一四というふうに、一〇以上の係数には必ずしもなっていない農災の場合の係数もございます。
○倉石国務大臣 これはなるほど政府の予算額はいま蚕糸局長が申し上げたとおりでありますけれども、実際には、農協でもそれから農業家自身でも、これは高田さんよく御存じだと思いますが、先ほど申しましたように、夏秋蚕の繭が一貫目四千円というような相場を聞いて——昨年の秋蚕もそうです、四千円を突破しておった。
蚕繭につきましては、春蚕繭が二億円、夏秋蚕繭が六億円、合計八億円で、農作物、蚕繭の合計をいたしまして二百七十一億円程度の共済金の支払いが見込まれるわけでございます。
御案内のとおり天然繊維でありまして非常に天候に左右されまして、午前中に申しましたように、本年度も春繭で七%、夏秋蚕も非常にこの天候で一割五分から二覇の減産だというような予想が発表されまして、御案内のとおり横浜、神戸の生糸取引所では三十八年以来の六千九百円というような大きな暴騰を示しておりまして、生糸業者といたしましては非常に困惑しておるわけでございます。
○説明員(井戸吉次君) 私がただいま申し上げましたのは、春蚕についてのお話でございますが、夏秋蚕につきましては、もうすでに共済責任が発生しておりますので、夏秋になりまして木自体がやられて、それの掃き立てが減少するということになりますれば、当然それは保険のほうの対象になります。
%)に対しまして、八十六億七千三百万円(被害率五・六%)、陸稲におきましては、当初予算額二億三千九百万円(当初の元受け見込み被害率一四・五五二%)に対し三億五千五百万円(被害率一七・五%)、麦におきましては、当初予算額六億五千万円(当初の元受け見込み被害率七・三三六%)に対し十億九千六百万円(被害率九・九%)、蚕繭におきましては、当初予算額三億七千五百万円(当初の元受け見込み被害率春蚕繭七・二%、夏秋蚕繭九
したがって、その問題につきましては、現在私ども養蚕団体の内部においてまとまった考えはないわけでございますが、この事業団法の発足によって、自然にことしの春繭はどのくらいするだろう、ことしの夏秋蚕はどのくらいするだろうという想像的な価格が生まれますならば、そういう操作は自然になくなる、かように思っているわけでございます。
これからまた研究をなさり、そうして十分対処していきたいという話のようでございますが、この蚕糸業というものは、もう日本の戦前からの重要な輸出産業でございまして、今日まで戦後二十年間非常に好調を続け、また暴落をし、また年間でも生糸は非常に高騰をし、また下落する、特に春繭ができて、いよいよ生糸になるというときには必ず値段が下がる、それからまた、夏秋蚕がいよいよ出るとまた下がる、そういうような非常に作為的な